Archive for 6月, 2017

居心地のいい空間造り

今までは廊下を設け空間を細分化した住宅が多かったですが、最近では廊下がデッドスペースとして考えられるようになり、壁や間仕切りで空間を細分化するのではなく、できるだけ視界を遮る壁や間仕切りを設けず、空間の繋がりを大事にした空間造りが取り入れられています。

視界が奥にまで繋がることでより広さや開放感が得られますし、明るさを通しやすいだけでなく、風通しの良さも得られるのです。そして、家で孤立する場所がなくなり、自然と家族がリビングへ集まりやすくなり、家族のコミュニケーションをより大切にすることができるのです。

しかし、壁や間仕切りが全くなくなってしまうと空間のメリハリが損なわれ、居心地の良さも低減してしまいがちです。空間の繋がりを保ったまま空間のメリハリを付けることで各空間の居心地の良さを確保できるのです。それは程よい高さで区切った腰壁を取り入れたり、アーチ状の垂れ壁で空間と空間を繋ぐのです。視線を抜けさせつつ間仕切りの役目を果たしてくれます。

我が家は、ダイニングとリビングのメリハリをつけるために、これらの境に木の格子を設けました。木がLDKのアクセントとなりインテリア性を高めているだけでなく、食事をするスペースとくつろぐスペースを緩やかに区切ったのです。互いの視線を緩やかにカットしながらも明るさをしっかり通すため互いの空間が閉鎖的な印象となることもありません。

このようにして各空間の快適性を高めるのもいいでしょう。または、床の素材を変えて空間のメリハリを出したり、床の高さを変えてみるのもいいと思います。空間の繋がりとメリハリを大事に空間造りを行いましょう。